いつの日かサウナで幸福感を得るために

「マンガ サ道」に影響されて

 こんにちは、大和イタチです。

 目の前にかかったモヤモヤを消し去り、分相応の幸福を手にするためにブログを書いています。書き始めて1週間がたちました。何となく、気持ちを文にすることに慣れ始めています。

 今年の春から週刊モーニングを読み始めました。本屋さんが好きで2日に1回ぐらい立ち寄りますが、マンガのコーナーへはあまり足が向かないほうです。3月のある日たまたまマンガ雑記の売り場に行くと、店頭に並んでいる冊数の少なさに少しショックを受けました。今から20年ぐらい前のそのコーナーを知るものとしては、種類や積み上げられた冊数が当時の3分の1以下になっていると思ったのです。そして、気が付いたらその中の1冊を手にレジへ向かっていました。それがモーニングでした。

 そんなわけでモーニングを読み始め、5月のある号で2年ぶりに連載が再開された「マンガ サ道」に出会いました。サウナ大使を名乗る著者が、サウナの楽しさや奥深さ、そこにある人間模様などを描くマンガで、私は読み始めてその世界観にすぐに魅了されました。

 そもそもサウナという話題で毎週のように作品を作り、それを伝えるメディアがあり、単行本まで出るということが日本の漫画文化の奥深さを示していると思います。隔週での連載を楽しみに「サ道」を読むうち、私は、その漫画の中にある「ととのった!」という表現に強く惹かれはじめました。これは、多くのサウナーたちが目指す境地で、物理的に言うとサウナにより快楽を感じる物質が脳に放出された状態をいうそうです。

 「ととのった!」かあ、感じることのできるはずの幸福感を得られず、モヤモヤに取りつかれた私は、興奮気味にその状態を夢見ます。そして、久しぶりに特に予定のない今日、近くのスーパー銭湯へ出かけました。「ととのう」気持ち満載で!

「サ道」は奥が深そうだ…

 お風呂は好きな方でたまに銭湯や温泉の共同浴場に行きますが、サウナをメインとして暖簾をくぐるのは初めてです。

 いつものように、体を洗い、湯船につかり、外で少し体を冷やしてからサウナタイムです。

 1回目:サウナ10分、水風呂1~2分。なかなか膝から下が水へ浸かってくれない。寒い寒い。それでも最後は肩まで浸かる。

 2回目:サウナ12分、水風呂1~2分。水に浸かった後などでサウナタイムが少し伸びた。水風呂も腰まではすぐに浸かれた。

 3回目:サウナ14分、水風呂約3分。14分間頑張った。サウナ室のテレビに吉本芸人が出ているが、暑さで頭がボーとして笑えない。水風呂は肩まで一気に浸かれた。3分入っていたら、手足は冷たいが 体の部分の寒さを感じなくなってきた。

 4回目:サウナ16分、水風呂約3分。自分のやり方に迷いが生じてきた。サウナに入る時間、間隔、何となく今まで通りでやってきたが、本当にそれでいいのだろうか。悶々としながらサウナ室を出る。水風呂に入りしばらくして、頭と体が気持ちよくなってくるのだが、これが「ととのった!」という状態とは思えない。

 自分は仮にも「道」が付く教えを自分流の浅い考えで行おうとしているのではないか、4回目が終わったころにはこんな考えになり、体も疲れてきたこともあって今回はこれで終わりにしました・

 更衣室で体を拭きながら、自分の体調を始めとして、サウナ室の温度、中ですること、時間、水風呂の温度、入り方、次のサウナ室への間隔、回数、と無数の要素が頭の中に浮かんできました。今更ながらですが。今日の私は、それらの要素を考えることなく、今までのやり方で闇雲にサウナに入り、それで幸福感を得ようとしていました。

 家に帰り、モーニング5月30日号を読み返しました。「サ道」の再連載がスタートした号です。

”「サウナ室」→「水風呂」→「休憩」このサイクルを3セットほど繰り返して→「大休憩」。休憩スペースでがっつり横になる。するとじわじわ「それ」は訪れる。”

 見開き2ページの表紙の上に書かれていた文言です。今日の私は「休憩」も「大休憩も」「横になること」も一切行っていません。私はこのサウナーたちの「いろは」の「い」すら見過ごしたまま「ととのった!」を目指した調子のよすぎる男でした。

 しかし、「サ道」には奥深そうな何かを感じます。私のモヤモヤを一時期かもしれませんが、幸福感に変えてしまいような力を感じます。とりあえず、手元にある「サ道」をもう一度読んでから次の挑戦を行おうと思います。

モヤモヤ → → → 幸福?

 ”「サ道」へ入門、「ととのった!」への道のりを歩み始める”

投稿者: 大和イタチ

兵庫県在住。不惑を過ぎたおやじです。仕事、家庭、その他あらゆることに恵まれていると思いますが、いつも目の前にモヤモヤがかかり、心からの幸せを実感できません。書くことで心を整理し、分相応の幸福感を得るためにブログを始めました。