「いつか」はいつ?

30年前の本 リビングのテーブルの上に一冊の本が置いてあった。「若きウェルテルの悩み」、私が大学生の頃に買ったものだ。 子どもが生まれるまでは本を捨てたり売ったりすることがなかった私であるが、今では定期的に本を処分する。 …

8000万年

パラダイス 神戸は丁度いい大きさの街だと思う。いろいろなものが程よいサイズで揃っている。山があって海があって、その真ん中に文化的な香りのする街がある。美味しい食べ物もあるし、古くからの酒どころでもある。 港町だけあって異 …

春が来ない

ソワソワ ヒヤヒヤ 毎年2月も下旬になると瀬戸内海の様子が気になり始め、新聞やニュースである言葉に敏感になりその出現を期待します。その言葉は「イカナゴ解禁日」であり、それは文字通りイカナゴという魚の漁が始まり魚屋さんやス …

「今」を重ねる

試験の後で 昼過ぎにイタリア語検定が終わり、会場のビルのエレベーターでスマホの電源を入れるとLINEにメッセージが入っていた。 「ビルの前に待ってる ベンツ 黒 ナンバーは・・・」 エレベーターを降りて小走りに建物の出口 …

私の悩みと8月

ぼーっと考える 自分の頭の中が100%クリアでスッキリとしていて何の心配事もない、そんな状態を今まで体験したことがないし、そもそもそんな状態は生きている中であり得るのだろうかと思う。何をしている時であっても大なり小なり心 …

欠け続けていたもの

旬のもの 五月はそら豆の季節だという。他人事のように書いているのは我が家ではこの豆が食卓に上ってこないからである。理由は、妻がそら豆を煮た時の香りを好まないから。それに、ただでさえ豆類を好んで食べない子どもたちも拒否反応 …

今頃どこへ

まただ… あまりによく目にする表現なので「自分の方が間違っているのでは」と思いそうになります。私の疑問は、天国や極楽と呼ばれる場所、つまり人間がこの世を旅立った後たどり着く世界は、この世界からどのくらい遠くにあるのかとい …