また龍の湯に行ってきました

1週間ぶりです

こんにちは、大和イタチです。


ここのところサウナに関する記事の割合が多いと感じています。
きっかけは、明石の「龍の湯」です。
普通のスーパー銭湯なのにロウリュをやっているのです。
私の自宅付近にはそんな場所はありません。

アロマ水をサウナストーブにかけた時のあの体感温度の上昇。
熱波師によるアウフグースを受けた時感じる風の圧力。

今週の休みは家でおとなしくしようと考えていたのですが、それらを思い出した私は思わず電車に乗って朝霧へ。

今回は1時のロウリュを狙って行きます。

もともと銭湯は好きでしたが、こうやって休日に電車に乗って、わざわざロウリュのある風呂まで通うとは、1年前は想像できませんでした。
この年になって、ワクワクすることが見つかって嬉しいです。

外は相変わらずの暑さですが、これからサウナに入れると思うと足取りも軽いです。店舗の前の自販機でスポーツドリンクを買って店内へ。

3度目のロウリュ

いつものように、体と頭を洗い、風に当たりながらサ室突入時間を調節していきます。
12:55分、ロウリュ開始5分前にサ室に入ります。室内のテレビでは高校野球を放送中。前回は2回戦でしたが、もうベスト8の戦いになっています。元気のいいおじさんが、サ室最上段でベスト4を決めた明石商業の話をしています。地域やOBが支払う寄付金の額など、地元ならではの生生しい話が聞こえてきます。

1時ちょうど、2人の熱波師が入場しロウリュ開始です。1週間前とは異なる2人です。
いつものように、サービスの説明があり、柄杓でサウナストーブにアロマ水をかけていきます。
今日のアロマ水はシトラスの香り。
前回のジャスミンティーと同様に、私の好きな香りです。

加湿による体感温度の上昇と同時に、シトラスの香りが肌にまとわりついてきます。
うちわによる熱波を5回受けます。暑いのだけれど、一瞬鳥肌が立ち、その後ジュワーっと汗が噴き出してきます。あの鳥肌は、何なのでしょうか。風に対して反射的に肌が反応するのでしょうか。それとも、快感を予測しての鳥肌なのでしょうか。

私にとって3度目のロウリュ体験でした。
1時の次は5時なのが悔しいくらい気持ちいいです。せめて1時間おきにしてくれたらと思うのですが、熱波師の体調や、サウナストーブのことを考えるとそう頻繁には行うことができないのかもしれません。

草木の揺れが…

この浴場は、屋外に畳スペースがあり、4人ほど横になることができます。
サウナの後、幸運にも畳が空いていたので横になります。
いい年のおっさんが3人、私を合わせて4人、隣同士、素っ裸で、へそ下にタオルを置いて、並んで仰向けになっています。
銭湯以外ではありえない光景、あってはならない光景、そんなことを想像すると自然と笑みが込みあがってきます。

ふと横を向くと、玉砂利の間から生えた草が風に揺られています。
名前はわかりません。知っていれば、また別の愛おしさが生まれていたのでしょう。それでもなお、その風に揺られる草の頭がけなげに感じられます。

この草は、何千回、何万回、こうやって頭をもたげるのでしょうか。わずか一年もない命の中で。

素っ裸で寝転ぶ私の視線の先で、私とこうして出会い、リズムよく風に揺られることで私の心を静めてくれています。
この時間だけはモヤモヤを感じることもなく、穏やかな気持ちで過ごすことができます。様々なことに感謝したくなるような気分です。

休憩室で

その後は休憩室で過ごしました。
この銭湯は、値段の割には充実した休憩室を持っています。

テレビ付きリクライニングシートに座りたいのですが、今日は休日だけあって全て埋まっています。

本棚からマンガを取り、畳の上で読みます。

途中、うとうとしながらもページをめくりつつ、気がついたら2時間ほど経っていました。

半日をかけて、風呂に入り、風を感じ、畳の上でうとうとする。

1週間毎に、すごく贅沢なことをしていると感じています。

この100年間だけ考えても、こんな時代はないと思います。
明日食べていくことを心配することなく、それどころか半年後、1年後も安心して過ごせることを前提にものを考え、こうして風呂の後の惰眠をむさぼることができる。

こんな時代に、このような境遇のもと過ごせることに対して感謝しなくてはならないし、もっと幸せを感じ、その幸福を他のために使うことが責任だと感じています。

心の調整を求めて書き始めたこのブログ。今、2か月経とうとしています。
私の心は整ってきているのでしょうか?

モヤモヤ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ 幸せ?

”風呂に入り、タオル一枚で横になり、風に揺れる草木を眺める。”

投稿者: 大和イタチ

兵庫県在住。不惑を過ぎたおやじです。仕事、家庭、その他あらゆることに恵まれていると思いますが、いつも目の前にモヤモヤがかかり、心からの幸せを実感できません。書くことで心を整理し、分相応の幸福感を得るためにブログを始めました。