初めてのローリュ

偶然ネットで知った情報

こんにちは、大和イタチです。
毎日暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

私の方は相変わらずモヤモヤですっきりしない日々を送っています。
しかし、こうやって文章を書いているときは少し心が落ち着きます。

自分の考えていることが目の前の画面に現れると、何となく頭の中がまとまった感じがするのです。今、自分は何を考えて、何を気にしてモヤモヤしているのだろう。全貌は見えなくても、文章を書くうちにその一辺が現れ、それを知るだけで心が少し落ち着きます。

さて、見出しの件ですが、ネットでサウナ情報を見ているうちに、ここからそんなに遠くないスーパー銭湯で、ローリュのサービスをやっていることを知りました。5年ほど前に行ったことのある場所なのですが、その当時はそんなサービスは無かったと思います。それにサウナを意識していなかったのでローリュという言葉自体知らなかったのですが。

スーパー銭湯は、明石市にある「龍の湯」で、最寄りの駅はJR神戸線の朝霧になります。

サ道を始めてまだ2か月の私です。ローリュを体験するのは初めてです。ネットの情報によるとローリュは午後1時と5時と7時に行われているようでした。私は、1時に間に合うように朝霧へ向かいました。

高まる期待

微妙な時間だったので、昼ご飯はサ飯にしようと決めて空腹のまま12時半に龍の湯入館。
いつものように、体をきれいにして湯につかります。
ふと外を眺めると、露天風呂の周りに、所狭しと整い椅子が…

数えてみると10脚あります。前回(5年前)に来たときはこんなにあったとは思いませんでした。やはり、サウナが流行っているというのは本当なのでしょう。

夏休み中の休日で、館内はにぎやかです。
私は1時のロウリュに合わせて、居場所と体を調整していきます。
熱波を受けるのは、最初過ぎても後過ぎてもダメで「まだいける!」というタイミングで欲しいんです。
ロウリュ初体験のくせに欲張りな私ですね。

12時55分にサ室に入ります。室内90℃弱。4段中3段目に陣取ります。ガラス越しに館内放送でロウリュサービスの案内をしているのが聞こえます。初ローリュを前に気分が盛り上がっていきます。

アロマ水と熱波

1時ちょうど、2人の熱波師が入場。仕事の性質上、筋肉質の屈強そうな人が来ると思いきや、20代前半の痩せた男性2人でした。
1人は水桶とうちわ、もう一人はバスタオルとうちわを手にしています。
簡単な口上の後、いよいよ始まります。

水桶から柄杓でアロマ水をサウナストーブへ。もう一人はタオルでプロペラのような動き、蒸気を拡散させていきます。
体感温度がグーッと上がってきます。

すかさず、2人の熱波師は柄杓とタオルをうちわに持ち替え左右に分かれます。
「ご唱和ください!」
「ワッショイ、(ワッショイ)」
「熱波!、(熱波!)」
4段に座った客の一人一人に風を送っていきます。

いよいよ私の番です。
「ワッショイ、(ワッショイ)」
「熱波!、(熱波!)」
大型のうちわから発せられる高温の風が体に当たり、汗が噴き出てきます。

「ものすごく熱いけど気持ちいい!」
ものすごく平凡な感想ですが、私の初ロウリュの感想です。
期待してたアロマ水ですが、室内の香りが変化しているようには全く感じなかったのが残念でした。
これも、回数を重ねると、微妙な差異に気づくのかもしれません。
前後にいる人の風も受け、汗も大量に拭きだし、風のおかわりもして、約10分でサ室を出ました。

水風呂の温度は22℃。
プロのサウナー達は「のぼせる」という高めの温度ですが、サ道を始めたばかりの私にとってはいい温度。少し長めに体を冷やしました。

ととのったのかどうか

その後、セッションを3回重ねて、私は服を着て食堂へ入りました。
サ道を意識し始めて初めての「サウナ飯」です。
大休憩をするべきかと思いましたが、名言さんの「こだわるな」という言葉のまま、本能のままお腹を満たすことにしました。
生ビールで暑さを沈め、名物のから揚げ定食で空腹を満たします。
しみじみとおいしいです。幸せでした。モヤモヤしている場合じゃないです。このひと時だけは、そんなことを考えます。

食事の後、マッサージ、休憩室でマンガを読むうちに私は眠りについていました。
心地よい眠りでした。
眠りの間に、ととのっていたのかどうかは私にはわかりません。
おそらく、サウナトランスの状態ではなかったと思います。

まあ、そんなに焦らなくても良いと思います。
5年ぶりにこのサウナに来て、初めてのロウリュと熱波師を体験し、お腹を満たして昼寝ができた、これだけで充分だと思わなくてはならないでしょう。

今日はいい一日でした。
こうした日を積み重ねていけば、心のモヤモヤも消え去り、自分に合った幸せを感じることができるはずだと思います。

モヤモヤ ⇒ ⇒ ⇒ 幸せ?

”熱波師という人に初めて出会った。人生半分過ぎてもまだ出会いはある。”

投稿者: 大和イタチ

兵庫県在住。不惑を過ぎたおやじです。仕事、家庭、その他あらゆることに恵まれていると思いますが、いつも目の前にモヤモヤがかかり、心からの幸せを実感できません。書くことで心を整理し、分相応の幸福感を得るためにブログを始めました。