体がサウナを求めています

歯が痛む、悪魔の囁き

暑い日が続いています。
こんにちは、大和イタチです。
毎日汗をかいていますが、今、週1ぐらいでサウナでも汗をかくようになりました。

先週日曜に行った明石の「龍の湯」、なかなか良いサウナでした。
私にとって初めてのロウリュと熱波師。
今週は、仕事をしていても、あのストーブにアロマ水をかけた時の体感温度の上昇と熱波、そのあとの水風呂の気持ちよさを、時々思い出してはニヤッとしています。

「外は暑いけどサウナ行きたいなあ」そんなことを考えていたら、奥歯が疼き始めました。
生えている方向が、他の歯と少し異なり、食後歯間ブラシを通すとほぼ100%の確率で食べたものが挟まっている歯です。

そんな歯のために、周りがよく炎症を起こすのです。
今回もかなり痛み始めたので、朝、歯科医に電話すると、昼過ぎなら予約可ということ。本当は夕方がよかったのですが、来週からお盆休みのため、思い切って午後から仕事を休むことにしました。

と同時に、「どうせ仕事を休んで昼過ぎの歯医者に行くのなら、ついでに朝霧まで足を延ばして夕方5時のローリュを味わっては?」という悪魔の囁きも。

本当のことを言うと、歯科に「2時しか空いていない」と言われた時、「ラッキー」と思いました。

歯が疼く+2時しか空きがない+来週は盆休み
=昼から有給休暇で歯科医+サウナへGO!

いつも一生懸命働いているのだから、これくらい許してください。

不安の後に不安解消

歯科医で30分ぐらいかけて治療されました。
麻酔をかけて歯石をカリカリされ、かみ合わせ調整のため歯を削られ。
「この歯は使ってないからいらないんだけどなあ」
「抜いてもいいんだけどなあ」
ボソッと発せられる先生の独り言が私を不安にさせます。

こっちとしては8020(80歳で20本の歯)を目指しているのです。
モヤモヤを抱えた私は、老いることに対して常に敏感になっているのです。
このペースでいけば、8020は結構難しい。
変な方向に生えていても、この歯は守っていきたい。

不安な30分間を過ごし、現在午後3時。
これから不安解消に向かいます。

電車で朝霧駅へ。

駅南側の大蔵海岸は多くの海水浴客でにぎわっています。
海岸からBBQサイト(3階建てにリニューアルされてた)の脇を通り、2~3分西へ歩くと、見えてきました。

龍の湯看板
龍の湯だ!

前回から1週間も経過していませんが、あのローリュの熱波感がよみがえってきます。

2階左が休憩室

建物左側の2階が休憩室です。
前回はサウナ飯、マッサージチェアの後、マンガを読みながら昼寝してしまいました。気持ちよかったです。

コンプレックスが利点に

いつものように、体をきれいにして、セッション開始。
17時のローリュまで残り25分。微妙な時間ですが、1度サ室に入ることにしました。

サ室9分+水風呂3分+小休憩3分

水風呂は今日も22℃。冷たいと感じますが、どうしても長めになってしまします。熱波はサ室入室から5分後、温まった体に仕上げで受けたい、そう考えると1セッション目の小休憩をほとんどとることができませんでした。
先を読みながら調節していく能力が求められます。

2セッション目、16時56分にサ室へ入室。しばらくして、2人の熱波師がやってきました。室内のTVでは高校野球を放送、ローリュ中もそのままです。プロのサウナーたちにとっては不満かもしれません。

2人の熱波師は前回と同じ顔ぶれ、同じ役割分担です。
簡単な説明の後、アロマ水をサウナストーブへ。もう一人がタオルのヘリコプターで熱波を広げます。

体感温度の上昇とともに、かなり強力なジャスミンティーの香りを感じます。
前回はアロマを全く感じませんでしたが、今回はかなり強力で、体にしっかり乗っかてくる感じです。
前回もジャスミンティーだったはずなのに、どうして香りを感じなかったのか不思議な気がします。2度目のローリュで、五感に何か変化が起きたのでしょうか。
ジャスミンと熱波とおかわりとで、すっかり温まった体、俗に言う「水風呂と勝負できるようになった体」でかかり湯を2度、水風呂へザブン。

野外のととのい椅子で休憩していると、「平日の午後、まだ働いている人がいるのにこんなに気持ちよくなってよいのだろうか」そんな気分になってきます。
素直に幸運な状態を味わえばよいのに、このように「よいのだろうか」と遠慮してしまう私の性格が、モヤモヤを抱える時間が多く、幸せが実感できないことにつながっていると、思いました。
このことに気づけたのも、サ道を始めブログを書き始めた効能の1つかなと感じます。

それにしても、ととのい椅子で感じる外の風は気持ちいい。私には、中途半端な胸毛と腹毛が生えています。キュッと濃いわけでもなくまばらで、本当に見映えのしない生え方です。自分ではずっとコンプレックスだったこの腹毛と胸毛、ととのい椅子で風を受けるにはちょうどいい長さと密度です。優しい風が体を冷やすと同時に毛を揺らしていきます。皮膚のその部分だけセンサーが敏感になり、風の優しさを体内に、脳へと伝えていきます。

勝手にコンプレックスに思い、気にしていたことですが、考え方を変える、というかそこから新たな感覚を得ることができると、「弱点はそのまま利点になりるうものだな」と感じています。
すべては自分の気持ち次第なのでしょうか。目の前の物自体に良いも悪いもなく、それを捕らえる私の心次第で色がついていく。
私の今の現実の感じ方も、全く同じかもしれません。

何か不安なことや悪いフィルターを通じて見るから、モヤモヤする気持ちを消し去ることができなくてこんなブログを書いて心の調整を行っている。その不安なことや悪いフィルターが何なのか、腹毛のようにわかりやすければよいのですが、それを見つけていくためにもこのブログを続けていこうと思います。

今回のサ活、ととのいはしませんでしたが、精神的には実りの大きいものでした。歯が急に痛むのも、嫌なことだけど、その中に良い面もあるなと思いました。

モヤモヤ ⇒ ⇒ ⇒ 幸せ?

”嫌いだった中途半端な胸毛と腹毛が、心地よさの源に。”


投稿者: 大和イタチ

兵庫県在住。不惑を過ぎたおやじです。仕事、家庭、その他あらゆることに恵まれていると思いますが、いつも目の前にモヤモヤがかかり、心からの幸せを実感できません。書くことで心を整理し、分相応の幸福感を得るためにブログを始めました。