毎年のことではあるが、千秋楽結びの一番の立行司の声「この一番を持ちまして」を聞くと体の奥底から寂しさが湧き上がってくる。大相撲は奇数月に開催されるわけだから場所と場所との間隔は一定である。しかし今年の勝負はこれで最後とい …
投稿者アーカイブ: 大和イタチ
3浪目突入
春は遠し 今年のイタリア語検定2級の結果が発表された。予想通り1次試験を突破することはできなかった。10月1日の午前10時20分、私は頭の中が真っ白になっていた。リスニングの最初の問題、話の内容を3つの絵から選ぶ問題が4 …
不思議な気持ち
風に吹かれながら サウナ室で10分間体を熱し、もう勘弁してくれというところで部屋を出て水風呂の中で「ううう」とか「ヒューっ」といった声にならない声を上げて露天スペースへ移動する。幸いなことに数少ないリクライニング式のイス …
すんなりといかない
自由時間 私は自分の自由時間の多くを語学学習に使っています。これは半分は楽しみでやっていますが、残りは義務感のような感情につき動かされてやっています。 学習している語学は英語とイタリア語です。かつては台湾語も少し行ってい …
何をしてるのやら
海鮮丼を求めて バイクとの付き合いは季節や天気との付き合いになります。空調の整う密閉された空間で移動できる自動車と違って、バイクは体が常にむき出しになっており身につけるものや風防によって環境を整えます。 今年の夏は異常に …
天国はアル
平日の有給休暇 働き始めてからずっと「これができる仕事ならなあ」と思うことがある。それは平日に有給休暇を取ること。簡単なことに思えるだろうが、私の仕事でそれは「誰かに自分の授業を押し付けること」になる。 授業というものは …
「今」を重ねる
試験の後で 昼過ぎにイタリア語検定が終わり、会場のビルのエレベーターでスマホの電源を入れるとLINEにメッセージが入っていた。 「ビルの前に待ってる ベンツ 黒 ナンバーは・・・」 エレベーターを降りて小走りに建物の出口 …
最大の発明
中間テスト 束になったマークカードをカードリーダーにセットし、パソコンの画面の読み取りボタンをクリックします。調子がいい時はものの20秒で1クラス分のマークカードを読み取ることができます。 読み取った後はダブルマークや空 …
沼の始まり
怒りと悲しみと 「もう分からへんわ!」 その子は大きな声で言い放った。顔は怒っていたが目には涙が浮かんでいた。当時私は教師になって間もなかった。元々英語の教師になるつもりはなかった。生まれ育った場所で中学校の社会科教師を …
令和五年九月場所
大相撲を好きになって以来私は夏の終わりに寂しさを感じなくなりました。仕事柄夏休みの終わりを悲しむ子供達とよく接します。私はそういう子供たちに冗談半分で「夏休みが終わっても9月に入ったらすぐに楽しいことあるやん」と声をかけ …