職員室で 2024年の出生者数が70万を下回りそうだと新聞に書いてあった。団塊ジュニアである私たちの世代の3分の1に近い数である。人口減少は本当に進んでいくのだと実感させられる。 子供の数は減っても大学の定員は変わらない …
カテゴリーアーカイブ: 教育
サバティカル
相変わらず 私は恵まれた環境にあると思います。それはこのブログを書き始めた5年前にも感じていたことです。 健康、家族、人間関係、仕事、趣味、全ての面において私は不自由を感じていませんでした。それなのに私の心はいつもモヤモ …
155日
きっかけと理由 以前にも書きましたが、私がイタリア語の学習を始めたきっかけは生徒の悔しくて悲しそうな表情を見たことでした。「英語がわからない」ということがそれほどまでに心をかき乱すことであるのなら、私も教師としてその気持 …
今のうちに
博物館 神戸市中央区に「人と防災未来センター」という博物館があります。いうまでもなく、1995年1月にこの街を襲った阪神淡路大震災に関する博物館です。教師になって以来何度もこの場所を訪問していますが、最近残念な体験をしま …
四月当初
考えさせられる時 新しい年度が始まり、新入生が入ってきて、在校生はそれぞれ一つづつ進級します。勤務校が変わったり定年を迎えて離任する職員がいるかたわらで、新たに採用されたり勤務校が変わる教師たちもやってきます。 新しい年 …
最大の発明
中間テスト 束になったマークカードをカードリーダーにセットし、パソコンの画面の読み取りボタンをクリックします。調子がいい時はものの20秒で1クラス分のマークカードを読み取ることができます。 読み取った後はダブルマークや空 …
沼の始まり
怒りと悲しみと 「もう分からへんわ!」 その子は大きな声で言い放った。顔は怒っていたが目には涙が浮かんでいた。当時私は教師になって間もなかった。元々英語の教師になるつもりはなかった。生まれ育った場所で中学校の社会科教師を …