春を告げる 大相撲が始まる前の週末、つまり奇数月の第2日曜を迎える週末の授業で私はよく「今週末はみんな楽しみがあっていいな」というようなことを言います。生徒たちは何のことかとザワザワと考えますが、やがて私が「みんなも若隆 …
カテゴリーアーカイブ: 現代社会
春が来ない
ソワソワ ヒヤヒヤ 毎年2月も下旬になると瀬戸内海の様子が気になり始め、新聞やニュースである言葉に敏感になりその出現を期待します。その言葉は「イカナゴ解禁日」であり、それは文字通りイカナゴという魚の漁が始まり魚屋さんやス …
人と人以外
淡々と 大相撲宮城野部屋の関取、北青鵬が引退勧告を受けた。同じ部屋の後輩力士に対する度重なる暴力行為が発覚し、その責任を取らされた。 「暴力」とは曖昧な言葉で時代や場所によってその意味が大きく異なるため、私はここで暴力に …
見えない世界
生駒山の麓 ここ数日、家事をしながら涙ぐむ妻の姿を度々目にした。私が意地悪をしたわけではない。運命のいたずらを彼女は感じていたのだ。 大阪の中心部から東へ進み生駒山へぶつかる麓に石切という街がある。そこには関西の人から「 …
不思議な気持ち
風に吹かれながら サウナ室で10分間体を熱し、もう勘弁してくれというところで部屋を出て水風呂の中で「ううう」とか「ヒューっ」といった声にならない声を上げて露天スペースへ移動する。幸いなことに数少ないリクライニング式のイス …
天国はアル
平日の有給休暇 働き始めてからずっと「これができる仕事ならなあ」と思うことがある。それは平日に有給休暇を取ること。簡単なことに思えるだろうが、私の仕事でそれは「誰かに自分の授業を押し付けること」になる。 授業というものは …
私の悩みと8月
ぼーっと考える 自分の頭の中が100%クリアでスッキリとしていて何の心配事もない、そんな状態を今まで体験したことがないし、そもそもそんな状態は生きている中であり得るのだろうかと思う。何をしている時であっても大なり小なり心 …
制服ができた気分
黒のパンツ二本 昨年の7月、私は神戸市灘区にある洋服屋さんで二本のパンツを作ってもらいました。どちらのパンツも同じ黒の生地で寸法や形も全く同じ、唯一の違いは後ろのポケットについたボタンの色でした。 私がこのように同じパン …
米作り
兼業農家 詳しいことはよくわかりませんが、私の実家はもともと農地を持っていなかったようです。それでは小作百姓であったかというとそれも違うようでした。昔祖母が私に話してくれた記憶によると、彼女が祖父と結婚した後二人で貯めた …
乗らないツーリング再び
狭い世界 「教師は世間知らずである」と割と教師自身によって言われます。これは教師が学校という狭い世界の中で長時間仕事をしているから、自虐的にそういうのかもしれません。それは「もっと他の世界を知れるような時間のゆとりが欲し …