札仙岡福 札仙広福(さっせんひろふく)という言葉があります。札幌、仙台、広島、福岡のことで、日本の3大都市圏以外で地方の中心となる都市を表します。地域を統括する官公庁があり、企業が全国展開するとき真っ先に支店を設ける街で …
カテゴリーアーカイブ: 鉄学
曲がりながら萌える(前編)
好きな駅 私の住んでいる神戸は海と山に囲まれた地形をしています。とてもいい街であると思いますが、鉄道好きの私としては今ひとつJRの駅に面白みがありません。 これは神戸の地形に起因します。細長い市街地に鉄道が敷かれているた …
ビワイチ
18切符 「民営化は仕方がないとしても分割は勘弁してほしかった」実施から35年以上過ぎても私は国鉄改革に対してそう思い続けています。鉄道の魅力は全国を網羅したネットワークにあるからです。 確かに現在でも国鉄時代の路線は日 …
代替物
年末・3月・ワクワク 毎年年末になるとワクワクしながらネットに打ち込む検索ワードがあります。それは「ダイヤ改正+次の年」であり、昨年なら「ダイヤ改正2024」でした。 JR各社は12月になると次回のダイヤ改正の概要を発表 …
381で375
サイコロを振る JR西日本は、少しでも会社に入るキャッシュフローを上げたいのだと、ここ三年間感じている。コロナで落ち込んだ需要を何とか取り戻そうと、ありえないほどお得な企画切符を販売してきた。この一月に販売された「サイコ …
”三流シェフ”の街(後編)
ニシンの街 私と次男が留萌の街を訪問するのは今回で三度目であった。 最初は2021年の夏、札幌を朝一番に列車で出発し、この街でレンタカーを借り、すぐに羽幌方面へ向かった。羽幌線の廃線跡を見ながらドライブするのが目的であっ …
”三流シェフ”の街(前編)
近くの書店で 言葉の働きは世界に切れ目を入れること。一つに繋がった世界のどこに切れ目を入れるかによって、切り取られたものが意味を持ち始める。モノの名前、人が行う行為、それを取り巻く環境、心に浮かんだ思い、それらは名付けら …
一瞬の出来事
静かな夜 「お父さん、少し外に出てきていいか」 お酒が入り、少しいい気分になった私に次男が尋ねる。 「どこ行くの」 「駅を見てみたい」 「気をつけてな。オレも後で行くわ」 2021年の暮れ、私と次男は二人で北海道を旅して …
邂逅
大人の文章 「人は学び続けなければならない」そう思いながら生きてきた。物理的な年はとっても、学び続ける限りは若くいられるし、逆に年齢は若くても知ることへ対する好奇心を失えば老人のようなメンタリティーになってしまう。 この …
午後二時の鉄萌え
鉄萌えスポット 一般の人にとって何にも感じることはないが、鉄道好きにとっては叫びたくなるぐらい興奮することや場所がある。電車のモーター音やエンジン音、複々線区間での列車の追い抜き、行き先の異なる列車の切り離しや連結といっ …