実物大模型

次男を追って 私には二人の息子がいます。長男は大学生、次男は今高校に通っています。かつて次男は、鉄道の話をする私を少し煙たがっていました。例えば家族でドライブをしていて、鉄道関係の施設が見えたり、普段見ない列車が現れたり …

頭を空に

出来そうでできないこと 他の人から見れば簡単にできそうであっても、本人にとってはなかなかできないことがあります。私にとってそんなことの代表選手は「休日を何もせずに心から楽しむこと」です。 「そんな簡単なことができないのか …

やはり言葉か

人気のない場所で 12月下旬のある朝、私は次男と一緒に氷点下に凍てつく駅前に立っていました。周囲はまだ薄暗く、雪が断続的に降り続いています。乗っていた列車が立ち去り、微かに聞こえていたエンジンとジョイント音が消えると、一 …

机に向かわない一日

バイクを北へ 「バイクが好き」という割に私はバイクを走らせていない。好きなバイクに乗ると、罪悪感が生まれる。なぜか、それはバイクを走らせている間は勉強ができないから。本当に錯綜した性格をしている。 これが自動車なら話は別 …

小樽駅4番線で

乗り換え時間 倶知安でサイクリングを楽しんだ私と次男は、この日の宿泊地札幌へと向かっていた。 今回も次男の立てた計画に沿った旅行。新幹線が札幌まで延伸した暁には存続が危ぶまれる函館本線の”山線”に乗るのが今日の大きな目的 …

陸路で北海道へ

久しぶりの夜汽車 今年の3月に続いて次男と北海道へ行くことになった。今度はどちらか片道、列車で行きたいという。 もう10年近く前、家族で北海道を旅行した。その時も片道は列車の旅であった。今は無き「トワイライトエキスプレス …

さよなら3030

雨の日を楽しむ ゴールデンウィーク最終日は、前日とは打って変わって雨模様となった。非常事態宣言下の5連休、私は基本的に自宅で語学や通訳案内士の勉強をして過ごしている。 五月晴れとなった一日、どこにも立ち寄らないツーリング …

鉄路があるのがありがたい

分水嶺を超えて 次男と二人北海道にいますが、今回の旅の目的の一つが宗谷本線に乗車することでした。広大な北海道第2の都市旭川から最北の街である稚内を目指します。 地図で見るとそれほど離れているように見えませんが、距離にして …

北の街で考えた

接続しない 砂川駅は函館本線の特急停車駅ですが、駅前にバスは乗り入れていません。したがって、この駅を中継してバスでどこかへ向かうには、少し離れたバス停まで歩く必要があります。地図で確認すると、砂川病院前が一番近そうなバス …