危険信号 学校の校舎、2階の廊下を歩きながら思いました。 「こんなに暑くて大丈夫なのだろうか」 ここは直射日光が当たる場所ではありません。南側に教室が並び北側に窓がある廊下です。そんな場所で、私は「ここにいてはダメだ」と …
投稿者アーカイブ: 大和イタチ
動物的感覚
酒飲み友達 私には週に1〜2度顔を出す立ち飲みがあります。10年には届かないまでも、常連になってかなりの年月が経っています。お酒はどこで飲もうと酒なのですが、立ち飲みに通うのはそこに集う人々に会うためであります。 私もこ …
生きる
タブレット 現在、朝5時50分。目が覚めてすぐにパソコンに向かっている。書き留めておかないとすぐに忘れてしまう、そう思ったからだ。 つい数分前まで夢を見ていた。渡辺勘治がタブレットをつついていた。画面に映っていたのは彼の …
細かなニュル感
苗床 稲は発芽から約4ヶ月で収穫できます。前年度とれた籾を水田に撒けばそのうち芽が出て成長するでしょうが、そういう原始的な稲作をする人はほぼいません。 籾は水田に直接撒かれるのではなく、苗床という60cm×30cmの長方 …
SASUKEの気分
三浪の末 イタリア語検定2級の合格通知が来た。発表予定日の5月19日、検定のホームページからマイページにアクセスすると、そこには確かに「合格」の文字があった。2次試験の点数も充分にとれていた。 「長かった」と、フッと息を …
令和七年五月場所
あれよあれよ この場所の最大の話題はなんといっても大関大の里の二場所連続優勝でした。場所後すぐに横綱審議委員会が召集され、5月28日には横綱大の里が誕生するに至りました。 私はなんだか夢を見ているような気がします。全てが …
見えない命
稲作作業の合間に 私の実家では、ゴールデンウィークの到来とともに米作りが始まります。米作りとはいっても、実際に田んぼに水をはり苗を植えるのは5月の終わりで、この時期は半年の間放っておいた田んぼの整備を行います。 この前記 …
人のいない風景
休刊 いつも立ち寄る書店の雑誌コーナーで、私は久しぶりにこの雑誌を手にレジへと向かいました。元号が変わって初めて買う「鉄道ジャーナル」。私は自分を育ててくれたこの雑誌と疎遠な状態が続いていました。 販売日である毎月21日 …
第1段階終了
ぐるりと一周 私の実家には母屋に隣接して2階建ての車庫があります。一般的にイメージする自動車用の車庫に比べると倍ぐらい床面積を有しています。 これは自動車以外に農業機材の倉庫も兼ねて建てられたものだからです。稲木を使った …
よりどり緑
朝8時の点呼 2年前に痛めて以来、父親の足腰の調子がよくならない。長い距離を歩くことができない。10分以上立っていられない。ちょっとした姿勢の変化で痛みが走る。 年齢を考えると「よくならない」というより「年相応な状態にな …