人のいない風景

休刊 いつも立ち寄る書店の雑誌コーナーで、私は久しぶりにこの雑誌を手にレジへと向かいました。元号が変わって初めて買う「鉄道ジャーナル」。私は自分を育ててくれたこの雑誌と疎遠な状態が続いていました。 販売日である毎月21日 …

第1段階終了

ぐるりと一周 私の実家には母屋に隣接して2階建ての車庫があります。一般的にイメージする自動車用の車庫に比べると倍ぐらい床面積を有しています。 これは自動車以外に農業機材の倉庫も兼ねて建てられたものだからです。稲木を使った …

感じなかった幸せ

汚い話で申し訳ございません 家事をしていた妻が突然「きゃっ、あぁーっ」と声をあげる時があります。 足早に立ち去ろうとしている私に対して、少し怒りに満ちた「したでしょう!」の声が追いかけてきます。 「えっ、わかった?」 「 …

時が過ぎてゆく

ビジネスシューズ 私は仕事用の革靴を3足しか持っていません。 黒のストレートチップ、濃い茶色のプレーントゥ、明るい茶色のウイングチップで、いずれもリーガル社製です。それぞれの靴の色に対応したベルトも持っており、靴に合わせ …

振り回される

ディスプレーの濃淡 ブックマークからサイトにアクセスしてIDとパスワードを入力すると、私の視野に数字の並びが飛び込んでくる。その数字は見るたびに異なるもので、時には「いつの間に?」と思うほど予想より大きく、またあるときは …

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命=時間 私は高等学校で英語を教えています。中学校で社会科を教えることを目標に大学を卒業しましたが、なぜか今のような状態になりずいぶんと経ちました。 仕事を始めて今までにいろいろなことがありました。こんな仕事は嫌だと思っ …

令和七年三月場所

敬称について 力士について文章を書く時、敬称の使い方が難しいと感じています。一般的に四股名につける敬称は「関」ですが、これはどの力士に対してつけてもよいというものでありません。 「関」の元になった「関取」とは十両以上の力 …

イタチよ、学べ

とある街の昼下がりに 初めて訪問したとある街で考えさせられるシーンをいくつか見たのでここに書き記したいと思う。 立ち飲みの会計で 商店街の一角にある立ち飲み屋、昼間から多くの客で賑わっている。間口に対して奥行きが長く、パ …

淡々と

朝食 イタリア人の中には朝食を取らない人も多数いるという。また食べるにしても、例えばクロワッサンとコーヒーという風に簡単に済ませるのが一般的だそうだ。 日本のように塩気のあるものを中心に食べる朝食はイタリア人の味覚には合 …