空を見ながら
真っ裸でデッキチェアに寝そべり、視線の先に流れゆく雲を見ながら私は思いました。
「なんて贅沢なことをしているんだ」
私のいる場所は神戸サウナの7階、左側には木造のフィンランドサウナ、その手前には水温11、7度の水風呂が見えます。
神戸サウナは8階建ての建物ですが、私がいる7階ウッドデッキの上は吹き抜けになっており視界を遮るものといえば鉄骨のフレームだけになっています。
その気になればこのフレームを利用して8階部分を増築できそうに思えますが、このサウナではそれをしていません。私の想像ですが、水風呂後の外気浴は吹き抜けの空間で空を見ながら味わってほしいという配慮だと解釈しています。
ここは神戸市中心部、兵庫県でも最も地価の高い場所の一つです。そう考えるとこの建物の作りは贅沢であると思えてきます。
「神戸サウナ」私にとってディズニーランドやUS Jなどよりも遥かに心ときめく、神戸で一番好きな場所の一つです。このサウナに気軽に通うことができるというだけで神戸に住んで良かったと思えます。
他人から見れば風呂に入って食事して昼寝するだけの場所ですが、サウナ好きはここにいると豊かな気持ちになります。たくさんのことに対して「贅沢だなあ」という思いを抱いてしまい、時に小さな罪悪感を感じるほどです。
先週、私は平日に休みをとり神戸サウナをゆっくりと堪能することができました。「贅沢だな」と思ったことをいくつか綴ってみます。
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