命=時間
私は高等学校で英語を教えています。中学校で社会科を教えることを目標に大学を卒業しましたが、なぜか今のような状態になりずいぶんと経ちました。
仕事を始めて今までにいろいろなことがありました。こんな仕事は嫌だと思ったこともある一方で嬉し涙を流したことも何度もあります。
やりがいも自分で求めればついてきますし、給料やボーナスも保証されている安定した仕事です。このまま何もなければ定年後再雇用が保証されている65歳まで働くことができます。そうなれば私は贅沢はできませんが経済的には余裕をもった暮らしをすることができます。
高校教師はそのようなよい仕事だとは思うのですが、今私はこの仕事を辞めることを考えています。
このブログにもたくさん書いてきたことですが、フルタイムで教師をすることと私がやりたいことのために時間を割くことは両立することができないのです。
多くの人が語る真実を私はよく生徒にも伝えます。それは「命とはこの世にいることができる時間に他ならない」ということです。
幸運なことに私はこの世に生を受けることができました。それは何時尽きるのかわからない時間をいただいたということです。これを書いている間も1秒1秒、私は死へと近づいています。
100歳まで今と同じような体と心の状態でいられるのなら、私は65歳までこの仕事を続けます。そして残りの35年でやりたいことを行います。
しかし現実はそうではありません。平均的な健康寿命は、伸びているとはいえ男性では70数歳にすぎません。
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