新車購入
「そろそろ車を買おうか」妻にそう言ってバスに乗りディーラーを巡ったのは次男が歩き出した頃であったと記憶しています。
長男が生まれた時、私たちは明石に住んでいました。市内でも交通至便な場所であったため、ほとんど乗らない車を維持するのがもったいなく、私たちは私が独身時代に乗っていた2ドアクーペを手放しました。
それからしばらくして神戸市内に引越しましたが、普段は電車やバスで移動し、どうしても車が必要な時はレンタカーを借りる生活をしていました。この時期はタクシーもよく利用しました。それでも自動車を所有するよりも費用ははるかに少なくて済みました。車は便利ですが金食い虫な存在であると思いました。
次男が生まれた後も、このまま車を所有しない生活もありだなと思う一方で、こうも考えました。「子供はやがて成長して親元を離れていく。それまでの間、車を持つことで家族で何かを行う機会ができるのではないか」。
レンタカーを借りても家族で何か行うことはできたと思います。しかし、手元に車があり、思い立った瞬間に行動できる状態を持つことはそのチャンスを広げてくれると思いました。
私は生まれて初めてディーラーで新車を買いました。七人乗りのミニバンでした。運転席の後ろが次男、助手席の後ろが長男の席になりました。どちらもチャイルドシートが取り付けられました。
実際に私たちはこの車で数多くのことを行いました。各地を旅しましたし、妻と私、お互いの両親の住む場所へも頻繁に帰省し親孝行することもできたと思います。維持費はかかりましたが、それを差しひても得るものがあり私たちは車を買ってよかったと思いました。
“出会いと別れ” の続きを読む