毎年のことではあるが、千秋楽結びの一番の立行司の声「この一番を持ちまして」を聞くと体の奥底から寂しさが湧き上がってくる。大相撲は奇数月に開催されるわけだから場所と場所との間隔は一定である。しかし今年の勝負はこれで最後という思いが私をそのような気持ちにさせるのだ。
相変わらず忙しくて今場所も思うように見ることができなかったが、いつものように気がついたことを書き記してみたい。
テーマ曲
X-JapanのアルバムBlue Bloodは彼らをスターに押し上げたアルバムであるが、その中に彼らのタイトル曲とも言える「X」という曲がある。16ビートのバスドラムが連打される激しいリズムに合わせて歌われる「X」というサビの部分でファンは胸の前で両手をクロスさせて「X」の形を作り「エックス!」と叫んでジャンプをする。
一山本が土俵に上がる時、私の脳内にはこの曲と共にX-Japanのファンが現れる。私も腕を交差させ彼に向かって「エックス」とつぶやく。
私は一山本関の四股名が好きである。秀逸な命名だと思う。苗字に「一」を付けただけであるが響きがよく、想像力を掻き立たされる。現にテレビを見ていると「一」の部分に白星の数を入れた横断幕を持って応援していたファンがいた。そんな彼を私は「X山本」と呼んで応援する。
今場所は「十一山本」まで星を伸ばした。敢闘賞も受賞した。私は一山本が勝った次の日に職場の相撲好きの同僚に「七山本になりましたねえ」などと声をかけるのが楽しみだった。
“令和五年十一月場所” の続きを読む