いやな時代

テレビは見ないと言ったが…

私のモヤモヤとの戦いは、時間の使い方との戦いです。人は生まれ、生き、そしていつの日かこの世から去ります。その間、限りのある時間をいかに”有意義”に使うのか、そのことに頭を取られ過ぎて苦しんでいるのが私の姿だと思えるようになりました。

これは私を苦しめている本質的なテーマなので、改めて真剣に考えて書きます。今日、これから記そうとしているのはテレビについてです。もう少し詳しく言えば「テレビの中で描写される戦争」です。

“いやな時代” の続きを読む

「面倒くささ」という魅力

相撲上げ・相撲ロス

まさかこんな自分になるとは思ってもいませんでした。一年に6回、気持ちが高揚したり、落ち込んだり。タイトルにある通り「相撲上げ・相撲ロス」を感じながら生活しています。

若き日の私は、相撲の良さが全く理解できない人間でした。むしろ「何が面白いのかよく分からない」とさえ思っていました。異常に太った変な髪形をした男たちが、ほぼ裸でケツを見せながら土俵で押し合い倒し合う、そんな姿を見てどうして興奮するのか不思議でした。

“「面倒くささ」という魅力” の続きを読む

ドットをつなげる

M先生に憧れて

結局、全てにおいて余裕のある人がカッコよく見えるのかもしれない。

私は14歳の時、M先生に出会った。社会科の教師だった。周りの教師とは持っている光が違う人であった。一言で言うと余裕がある。この先生のすることを真似していればカッコいい大人になれる、そう思わせる振舞いをしていた。

身に付けているもの、授業の展開、話に出てくる人脈の広さ、酒の飲み方(の話)、自分の人生に対する少し冷めた視線、私は憧れた。当時、同じ学校にいた若い先生も私と同じようだった。誰からも一目置かれる中年の男性であった。

「M先生のような大人になりたい」私はそう思った。

“ドットをつなげる” の続きを読む

街の銭湯

瓢箪から駒

10都道府県に緊急事態宣言が出て2か月が過ぎようとしています。私の住む兵庫県もその中に含まれており、私自身も一県民として、この禍の早期終息を願いながら毎日を過ごしています。

元来旅が好きな人間なのですが、昨年12月から県境をまたいでおりません。

居酒屋に行くのも好きなのですが、これも最後に行ったのがいつだったのか思い出せないぐらいです。

そして、私の生活の一部になったサウナに関しても自制する日々が続いています。

“街の銭湯” の続きを読む

電車と過ごす1日

地味な私鉄

関西と言えば首都圏と並んで私鉄が発達している地域です。世界的に見ても、日本のこれら二つの地域ほど私鉄が発達している場所は他に無いと思います。

もちろん、ニューヨーク、ロンドン、パリ、ソウルといった大都市では日本の首都圏・関西に負けないくらい密な鉄道網が見られますが、私が言いたいのは「私鉄」が発達しているということです。

“電車と過ごす1日” の続きを読む

親になってわかる気持ち

カセットテープ教材

親の心を子供は理解できない。少なくとも同じ立場に立つまでは。

私の親はどんな気持ちで子供にお金を使っていたのだろう。

私が中学生の頃、「進研ゼミ」をやっていた。私がねだって申し込んでもらったものだ。毎月、茶色のしっかりとした封筒に入った教材が送られてきた。中には「Challenge」という総合教材と数冊の付属品、もう一枚封筒が入っている。家で解いた問題の提出用だ。

“親になってわかる気持ち” の続きを読む

休肝日

よくなってきてます

私の周りでいろいろなことがシンプルになってきています。仕事内容も変わらず、一日の生活を見てみてもそれほど変化が無いように見えますが、心が少しづつ軽くなっているのを感じます。

このモヤモヤブログは2年前の6月に書き始めました。最初の頃の記事を読み返すと明らかに今より心が乱れていたと思います。

そもそもこのブログは、そんなモヤモヤで乱れた私の心を調整するために書き始めました。

There are a thousand thoughts lying within a man that he doesn’t know till he takes up the pen to write.

「ペンを取って書き始めるまではわからない1000の考えが、人には存在する」

“休肝日” の続きを読む

叫びたい気持

ダラダラと20年間

何かを得ようと思えば何かを捨てなければならない。一人の人間に与えられた時間は有限で、使うことのできる集中力やエネルギーも限られている。

昨年の秋、英検1級に合格した。「ダラダラと行っている語学にケリをつけたい」そんな気持ちからの受験だった。

“叫びたい気持” の続きを読む