あれから3週間
先月、実家の田んぼに「ネオゴールデン」という肥料を「まくぞーくん」という道具を用いて撒いた話を書いた。米作りに関しては「お前の好きなときに気晴らし程度にやったらいい」というスタンスであった父親から救援要請があったのだ。
父親はここひと月ほど、神経痛に悩まされていた。腰から下の数カ所が、同じ姿勢で立ったり歩き続けると痛くなるらしい。「まくぞーくん」に20キロの肥料を入れて田んぼを歩き続けることは、かなりの苦役だ。そのようなわけで、私の出番が来た。
前回実家を去る時「ゴールデンウィークも来ようか?」と聞くと、「そうしてくれるとありがたい」と父親は言った。よく効くと噂の鍼灸に行ってツボを教えてもらい、自分では1月ほどで神経痛を直すつもりでいたようだ。しかし、追加の肥料を撒くまでには時間が足りない。
私は今まで両親の作った米を何十年も食べ続けてきて、そのようなことさえ知らなかった。そのようなこととは、米作りには、いつ、どんな作業をしたらよいのかということ。
「ネオゴールデン」や今回撒いた「らくいち」は今まで何度も見ていたはずである。しかし、私の頭の中にはそのような記憶はなかった。これは覚悟の違いだと思う。父親は祖父母から受け継いだ田んぼを守る気持ちがある。私は、それに甘え消費する側にいる。
“救援要請2” の続きを読む