朝食
イタリア人の中には朝食を取らない人も多数いるという。また食べるにしても、例えばクロワッサンとコーヒーという風に簡単に済ませるのが一般的だそうだ。
日本のように塩気のあるものを中心に食べる朝食はイタリア人の味覚には合わない。そしてそんな日伊の違いはエッセイやイタリア語の例文でよく取り上げられる。
私は朝早く朝食を食べるのが苦手な人間で、特に前日にお酒を飲んだ朝は日本的な朝食を食べるのが辛く、イタリア人のように甘いパンとコーヒーで過ごしたい。
しかしながら、3月9日の朝は私は日本式の朝食を食べた。前日が土曜であったため私は当然お酒を飲んだ。しかもこの土日は妻が家にいなかったため自分で食事を作らなくてはならなかったが、それでも私は日本式の朝食をとった。
ジャガイモとタマネギとアゲとわかめ、具材たっぷりの味噌汁を作り白飯とともに丁寧に食べた。内臓が疲れないように、食べる量は腹6分ぐらいに抑えた。
今日は絶対に腹痛を起こしてはならない日なのだ。それでいて脳には考えるためのエネルギーを送り続けなくてはならない。私は家を出る前にバナナを一本ゆっくりと食べた。
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