M先生に憧れて
結局、全てにおいて余裕のある人がカッコよく見えるのかもしれない。
私は14歳の時、M先生に出会った。社会科の教師だった。周りの教師とは持っている光が違う人であった。一言で言うと余裕がある。この先生のすることを真似していればカッコいい大人になれる、そう思わせる振舞いをしていた。
身に付けているもの、授業の展開、話に出てくる人脈の広さ、酒の飲み方(の話)、自分の人生に対する少し冷めた視線、私は憧れた。当時、同じ学校にいた若い先生も私と同じようだった。誰からも一目置かれる中年の男性であった。
「M先生のような大人になりたい」私はそう思った。
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